交通事故の「治療打ち切り」とは?
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保険会社に治療を止められそうな方へ
交通事故後の通院中に、
- 「そろそろ治療終了にしましょう」
- 「これ以上は保険で払えません」
- 「症状固定です」
と言われ、不安になってこのページを見ている方も多いと思います。
まず結論から言います。
保険会社は“治療を打ち切る権利”を持っているわけではありません。
ただし、治療費を支払うかどうかの判断をする立場にはあります。
治療打ち切りとは何を意味するのか
一般的に言われる「治療打ち切り」は、
👉 保険会社が 「これ以上は治療費を払いません」と判断することです。
ここで重要なのは、
- 治療自体を禁止されるわけではない
- 自費なら治療継続は可能
という点です。
なぜ保険会社は治療打ち切りを提案してくるのか
理由は主に3つです。
① 医学的に「これ以上改善しない」と判断された
これを「症状固定」と呼びます。
症状固定とは、これ以上治療しても大きな改善が期待できない状態と判断された段階です。
② 一般的な治療期間を超えている
例えばむち打ちでは
- 約3か月前後
- 長くても6か月前後
で打ち切り提案されることが多いと言われています。
※ただし個人差はかなりあります。
③ 通院頻度が低い
保険会社は
- 本当に症状があるのか
- 治療が必要か
を通院状況でも判断します。
通院間隔が空くと、「もう治療不要では?」と判断されやすくなります。
治療打ち切りを言われたらどうすればいい?
✔ ① まず医師・施術者に相談
最も重要です。
医学的に
- 治療継続の必要性
- 改善の見込み
を明確にしてもらう必要があります。
✔ ② 主治医の意見書が重要
治療継続の医学的根拠があれば、保険会社の判断が覆ることもあります。
✔ ③ 弁護士相談も選択肢
争いになった場合は、
- 交通事故に強い弁護士
- 被害者支援センター
などに相談するのも有効です。
「症状固定」と言われたら終わり?
いいえ、終わりではありません。
症状固定後は、
👉 後遺障害申請
👉 慰謝料交渉
など別のステージに移ります。
症状固定は
「治療終了=補償終了」
ではありません。
実はよくある誤解
❌ 保険会社が決めたら絶対
→ 医学的根拠があれば交渉可能
❌ 痛みが残ってても治療終了
→ 後遺障害補償の可能性あり
❌ 治療を続けたら損
→ 状態によっては継続が重要
本当に注意すべきポイント
■ 「痛いけど通院を減らす」
これはかなり危険です。
理由:
- 治療必要性が低いと判断される
- 症状の証明が難しくなる
治療打ち切りを防ぐために重要なこと
✔ 痛みがある間は定期通院
✔ 症状を毎回しっかり伝える
✔ 日常生活の支障を記録
✔ 勝手に通院をやめない
当院に相談に来る方に多いケース
- 病院では「様子見」と言われた
- リハビリが電気だけ
- 痛みはあるのに改善しない
- 打ち切りを示唆された
こういう方は非常に多いです。
最後に:治療打ち切りは「終わり」ではありません
交通事故治療は、
✔ 医学
✔ 保険
✔ 法律
が複雑に絡みます。
だからこそ、「もうダメかも」と自己判断するのは危険なのです。



