グロインペイン症候群の原因は内腿と足首にあった! / 神戸滝川第二高校サッカー部 I君の完治例

はりま接骨院は、ケガ・故障で悩むスポーツ選手を最短期間で競技復帰してもらえるように施術しています。

 

とりわけ一番多く治療しているのがサッカー選手の股関節・鼠径部痛、いわゆるグロインペイン症候群です。

 

今回は、兵庫県のサッカー強豪校・滝川第二高校I君が、当院で15日間で3回の治療を受け完治した例です。

 

当院に来る前、7ヶ月間マッサージとストレッチを続けていたけど全く良くならず、

 

選手権が近いのにこのままではダメだ!

 

と、ネットで当院を探し出して治療を受けて完全復帰し、みごと県代表を勝ち取ったときのお話です。

 

同じように股関節痛で悩むあなたに読んでいただけると嬉しいです。

 

サッカー選手I君が股関節痛になるまでの経緯

元は7ヶ月前に太腿内側の肉離れになったそうです。

 

整形外科ではレントゲン異常なし。

肉離れだから2・3週間安静にしてシップ貼っておきなさいという指示。

 

しばらくしたら痛みが退いたので練習復帰。

 

そしたら今度は左足首を捻挫し、二ヶ月間の休養。

 

休養が開けて復帰したら再度右太腿内側を肉離れ。

 

痛いながらもプレーはできる状態だったので休養せず、近所の整骨院で電気とマッサージを受け、指示されたストレッチを続けて凌いでいたそうです。

 

で、来院の10日前に右股関節に痛みを感じ、数日後に下腹部まで痛くなってきた。

 

これは何か根本的なモノを治さないとどうにもならないのでは?

 

と思ってネット検索しているうちに、ちょっと毛色の変わったことが書いてある当院サイトが目に入ったということでした。

 

I君のグロインペイン症候群はどこがどんなとき痛むのか

 

痛みがあるのは右の鼠径部・太腿内側と、左の脚の付け根(睾丸横)、あと下腹部です。

 

こんなときに痛みます。

  • 走るとき・・・・鼠径部
  • 蹴るとき・・・・鼠径部、右内モモ、左脚付け根、下腹部
  • クシャミ・・・・下腹部

 

特にインサイドでロングボールを蹴るとき、もっと詳しく言うとボールに蹴り脚が当たる瞬間に一番痛みを感じるということです。

 

グロインペイン症候群で一番多いケースですね。

 

ちなみに当たる瞬間はなんともないけど、ボールを蹴ろうと脚を後ろに振り上げたときに痛むっていうケースもけっこう多くあります。

 

Ⅰ君の股関節痛は太腿内側の肉離れが広がったもの

私は身体を診るとき、関節と筋肉、そしてこの二つを包んで機能を統合する筋膜に注目します。

 

Ⅰ君が身体を傷め始めたキッカケは、右太腿内側の内転筋群を肉離れしたことからです。

 

肉離れで内転筋群の筋膜が傷んで硬くなると、力を出しにくくなります。

すると股関節を動かすためには他の筋肉が内転筋群の仕事を肩代わりしなければならなくなります。

 

グロインペイン症候群に関わる筋膜

 

大きい力で股関節を動かしていた内転筋群の代わりを、他の筋肉ができるか?っていう話です。

 

無理言うな!しんどいわ!って感じで周りの筋肉は疲れすぎて硬くなっていくんですね。

股関節・鼠径部痛(グロインペイン症候群)症状の推移

損傷は広がっていく

 

マッサージやストレッチでI君のグロインペイン症候群が良くならなかった理由

理由を先に言ってしまいましょう!

  • 内転筋群の筋膜癒着
  • 左足首の捻挫の後遺症(関節のズレ)

の二つです!

 

Ⅰ君の内転筋群の筋膜は、硬くなっているだけではありませんでした。

 

ストレッチやマッサージで一時的に痛みをマシにして練習を続けていたので、内転筋の損傷が進んで重なり合う筋膜同士が癒着していたんです。

 

内転筋群は太腿の奥の方にあるので、筋肉の表面をモミモミする程度のマッサージじゃ悪いところに届かないんですね。

 

もうひとつ、足首のズレは、バランス能力を低下させます。

 

片脚になるとき身体がグラつくので、脚に余分な力が入るし、上半身もバランスをとるのに余計な動きが入るのでフォームが乱れてしまうんです。


フォームが乱れるということは、自分の身体を制御できていないということ。

いわば下手くそな運転で車を走らせるようなものです。

ぶつけたり擦ったりで車体に傷がつくのと同様、身体も傷付いてしまうんですね。

特にサッカーはキック動作時に強大な力を出すので、軸足の脚周りか、蹴り足の脚周りを傷めやすいのです。

 

I君のグロインペイン症候群は、3回の施術で完治しました

内転筋群の筋膜癒着を剥がし、左足首のズレを整復すれば、すぐに効果がでました。

 

治療の翌日から練習に復帰してボールを蹴ったり走ったりしてもらったら、

 

全力疾走しても痛くないです!

 

と言ってもらえたんですが、蹴るときの鼠径部と下腹部にまだ痛みが半分ほど残っていると。

 

足首のズレはちゃんと治っていたので、再度股関節周囲の筋膜を施術して練習してもらったら、

 

思いっきり蹴っても痛くないです!

 

と言ってもらえました。

 

腹筋運動をしたときの下腹部の痛みが少し残っていたので施術して、治療を終えました。

 

練習復帰は一回目の施術翌日から。

完治までの来院回数は3回。

2回目と3回目のあいだに遠征が入って一週間空いたので、治療期間は15日でした。

 

I君に二回目の施術後に治療の感想を書いてもらいました。

 

股関節痛を治したサッカー選手の治療の感想

この後I君はスタメン獲得、見事県代表の座を勝ち取ったのでした!

 

まとめ

グロインペイン症候群(股関節痛・鼠径部痛)は、

  • 安静は一時的な痛みの緩和にしかならない
  • ストレッチ・マッサージは治療に有効ではない
  • 痛みのでているところとは別の場所に原因がある

ということです。

 

はりま接骨院では、どこよりも早くグロインペイン症候群を改善して練習に復帰できる、スポーツ障害に特化した治療をしています。

 

■放っておいたら治ると思ってたけどまだ痛いのはなんで!?

■試合に出たい!だからなんとか治して!

■治療受けてるけどあんまり良くならないなぁ、他にどっかない?

■早く治して全力プレーしたい!

 

もう治療に掛かっている、ストレッチやいろいろしてるけど良くならないのはなぜ?
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