●ダッシュすると右太腿裏（ハムストリング）が痛い

●前屈ストレッチするとハムストリングが引き攣る

●開脚すると左脚付け根（鼠径部）が痛む

ということで、某野球強豪校選手A君が来院してくれました。

痛くなった経緯を訊くと、

一週間くらい前にダッシュしてたら右太腿裏が痛くなって、庇って練習してたら左鼠径部が痛くなってきました

とのこと。

歩けないほどの激痛ではなく、2日ほどで走れるくらいになったけどそれ以後ずっと同じ調子なので早く治してほしい

ということです。

A君は以前ほかのケガが治らず困ってたのを、良い感じで即効で治せたので、再度私の腕を信頼して来院してくれたのでした。

早速傷めたところを診てみると、左太腿裏のけっこう内側の足の付け根、骨盤あたりを起点に一部の筋繊維が下に向かってコリコリに硬くなっているのが触れてわかります。

右の鼠径部も調べてみると、鼠径部を起点に内腿の筋肉の中にコリコリの筋繊維が触れました。

痛みの強い所とコリコリ繊維

痛みの発生源はこのコリコリなので、コリコリを軟らかくすれば痛みはなくなります。

コリコリ筋繊維は繊維と繊維の間に疲労物質が溜まって固まってます。

例えていえばホースの中に砂が詰まって固まってるようなもの。

マッサージやストレッチで施術するのは、その詰まりをなくすためにやっているんですね。

とはいえ、太腿の筋肉は分厚く多層構造になってるので、コリコリに施術の影響を加えるのが難しい。

それが整骨院や整体の施術を受けても治りにくい理由の一つです。

当院では分厚い筋肉に指をぶっ刺して掻き分け掻き分け、コリコリをピンポイントで捉えて、歯磨き粉チューブの残りをシゴきだすのとよろしく、ガリガリ解していきます。

コリコリを上手く捉えて解しきれれば、さっきまでの痛みは即効改善してます。

ちょっと皮膚的に痛かったりしますけど、手技で触れてるのは数秒だしすぐ効果が出るのがいいところ。

「治るならなんでもいいです」とみなさん耐えてくれてるので、同じ考えをしてるならあなたもきっと大丈夫です。

A君に手技施術後に

痛みはマシになったか増えたか、あるいは違う場所に痛みを感じるか

と訊きます。

聞いた話、施術後に

「痛みはどうですか？」

と訊くのは業界的にNGだそうです。

「良くなってない」「変わらない」という日本人は少ないからだとか。

私も昔、調子悪くてこっそり同業者のところに行ったことありますが、「どうですか？」と問われたら２回は「まだ痛いです」と言えるけど、それ以上は言えませんでした。

「どや！良くなったやろ！」という圧をかけてくる先生もいるそうですが「いやまだちょっと・・・」と返すのはなかなか勇気がいりますよね(笑)

なので私は「増えましたか？」とも訊くようにしてます。

閑話休題ー

A君から

大丈夫です

との回答を貰えたので、あとはせっかく解し切った筋繊維がまた硬くならないように、その他のおかしいところに手を加えます。

A君には明日から練習復帰して、ダッシュやストレッチしてまだ痛むか確認して3日後に来院するよう伝えてしてもらいました。

3日後調子を訊いたら「全然大丈夫です！」と力強い返答を得たので、両下肢のコンディションを整えて治療終了となりました。

当院のスポーツ選手を対象にした「練習しながら早く治す施術」は痛みを伴う手技でやることが多いです。

そのかわりといっては何ですが、たいていのケガは他所より早く治せる自信があります。

そのぶん初回料金はだいたい7400円（保険外だと9800円）しますが、近くて安いけど良くならないところに何十回も通院するのに比べたら結果的にお金も時間もおトクです。

「タイパがいい」てやつです。

学生さんなら何より、ケガで失うのはスポーツに打ち込む貴重な時間だけでなく、進路や将来に関わることです。

もし、あなたやあなたのお子さんが「痛い施術」というあまり受けたくないであろう治療と知っても、ケガの克服に当院を選んでいただけたなら、敬意を以て最善の施術を提供することをお約束します。

さっさとケガを治して思いっきりプレーしましょう！

ご予約お待ちしております。

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