ハムストリング付着部炎の改善例
こんにちは、はりま接骨院・院長の濱田です。
今回は、お尻と脚の付根が痛むハムストリング付着部炎の施術例を紹介します。
来院までの経緯
市民ランナーのSさん(50歳男性・会社員)は、マラソンだけでなくトレイルランもしておられるベテランの市民ランナーです。
1年ほど前にマラソン大会中にハムストリングの違和感を覚えましたが、痛みまではなかったので、毎日数十キロのランニングをかかすことなくトレーニングを重ねていたという事です。
そうしているうちにパソコン仕事をしているとお尻が座面に当たる部分に鈍痛のような不快感を覚えるようになり、次第にランニング中にそこが痛むようになったそうです。
整形外科のレントゲン・MRI検査の結果、以下を伝えられました。
- 骨に異常なし
- 座骨とハムストリングの付着部周囲が白く映っている
- ハムストリング付着部炎の診断
- 湿布をして暫くランニング休止
指示通り暫くランニングを休止していましたが良くなっていく感じがせず、何軒かの整骨院や鍼灸院にかかりましたがやはり改善せず、ネットで調べて当院に来院されました。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたSさんのお悩みポイント
- お尻の脚の付根からハムストリング全体にかけてランニングをすると痛む
- 椅子に座っていると座面に当たっているところに鈍痛が出て仕事(デスクワーク)に支障が出る
- ハムストリングにストレッチをかけると付着部に引き攣るような痛み
- さらに上位の大会に挑戦したいが諦めるしかないのかと思い始めている
初回来院時の体の状態とその要因
- ハムストリングが座骨に付着する周囲の柔軟性が著しく低下しシコリ状になっている。
- ハムストリング全体の柔軟性も低下し、付着部内側に繋がる太腿内側に特に硬い繊維がある。
- 臀部の奥・梨状筋が緊張し血流を妨げて自然治癒力を妨げている。
ハムストリング付着部炎の施術
付着部のシコリに対し、指を差込んでピンピントで強指圧で解しきります。

痛みを伴う施術ですが、シコリが解れると制限がとれ、その場で即時にストレッチ時の痛みが軽減しました。
解しきった筋繊維の修復に必要な血液の供給を増やすため、臀部筋に超音波治療器をあてました。
施術経過
当院は施術日の翌日から次回の来院日までできる範囲で身体を動かしてもらいます。
患部をどれくらい動かせるようになったか、動かして痛みの強さは減るか増すか、動かし始めと終わりで痛み方が変わるかなど、症状の変化情報を元に施術をすすめていきます。
1回目の施術効果
- 付着部の痛みなく走れるようになったが、高強度・長距離ランはまだやっていない
- 走り終わった後に付着部に鈍痛とハムストリング全体の張り感があった
- デスクワークを続けていると付着部付近にムズムズした不快感が出た
2回目の施術結果
- マックス強度で走っても付着部の痛みはなかったが、フルの距離はまだ走っていない
- 走り終わった後の付着部の痛みはなかったが、ハムに少し張り感があった
- デスクワークの不快感はだいぶん軽減したが、まだ残っている
3回目の施術効果
- フルに近い距離を高強度で走っても痛み。違和感なし
- 走り終わった後の痛み違和感なし
- デスクワークの不快感はほんの少し残っているが日ごと気にならなくなっている
実質3回の通院施術で症状はほぼ消失しましたが、遠方からのご来院ということもあり、あとは練習をしながら日ごと快方に向かっているようならそのまま様子見をしてください、となり一旦施術終了としました。
Sさんにいただいた感想
こちらにお世話になるまで、整形外科と整骨院、鍼灸、整体とあちこち行きました。どこも施術後は楽になったような感じがしましたが、走るとすぐ痛みが戻り、仕事で椅子に座った時の不快感も改善されないままでした。
ネットでいろいろな情報を見たり、グッズでハムストリングを解したり、ストレッチをしても全く改善の兆しもなく、どうしたらと悩んでいました。
そんなとき、ネットでこちらの「痛い施術だから効果がある」という言葉に他所とは違うものを感じ、ご予約させていただきました。
施術は覚悟していたほど痛くはなく、悪い所を的確に触れていただけることの技術の確かさに感嘆し、「これなら治る」と直感しました。
実際に第一回の施術の翌日に走ってみたら、それまで痛くて走れなかったのが走れるようになっていたのが嬉しかったです。久しぶりに走りすぎて太ももが筋肉痛になりましたが。
アフターケアや、ウォーミングアップ、ストレッチのことなど勉強になるお話もたくさん聞けたのもよかったです。
ケガはしたくありませんが、もしまたどこか傷めたらお世話になると思います。
この度はありがとうございました。
※個人の感想であり、施術効果を保証するものではありません。
院長から

当院では、ハムストリング付着部炎と整形外科で告げられ、整骨院や整体などの施術で改善しなかった方が多くご来院されます。
ハムストリング付着部炎は、10代の陸上競技選手も多いですが、この方のような50代の市民ランナーも多いです。
今回のケースは、
【1】まず付着部の固まった筋繊維を解しきる
【2】ハムストリングの回復を促進するため血流量を増す
【3】臀部筋・梨状筋の柔軟性を上げ、股関節の可動性を増す
この順番で施術をすすめていきました。
通院3回でほぼ全快まで改善できたのは、Sさんの「何としてもこのケガを治す」という強い信念あってのことです。
通院期間中は指示通りの練習とケアを続けて一緒に頑張ってくれて、施術者としてとても嬉しく思っています。
もしあなたが当院の施術に興味をもたれたなら、ハムストリング付着部炎について詳しく書いたページをご参照ください。
ご質問やご相談もお気軽にお寄せください。





