へバーデン結節は突き指と同じ施術で改善するって本当?

まず最初に。
当院では、へバーデン結節の患者さんに、突き指の施術と同じことをして改善しています。
どういうこと?
と思いますよね。
それをこの記事で詳しく解説していきますので、ちょっと長くなるかもしれませんが読んでいってください。
きっと納得してもらえると思います!
このページの目次
へバーデン結節にお悩みではありませんか?
- ぶつけたわけでないのに指先が痛い
- 朝起きたら指が強張っている
- 指の第一関節が曲がって腫れている
- 洗濯ばさみを摘むと指が痛い
まさか・・・リウマチ?と思って整形外科や病院に行ったら
「へバーデン結節です」
と診断され、痛み止めを出されて終わり。
それならまだいいほうで、「年齢のせい」「指を使わないように」と言われて放置されることも多いようです。
まぁ、お医者さんがそう言うから仕方ないか・・・・と諦めて暫く経ったら、どんどん痛みが酷くなるばかりか、違う指まで痛くなってきた。
- このままでは仕事や家事ができなくなるのでは?
- 指先が節くれだって固まってしまうのでは?
と不安になって、治す方法はないものか?とあなたはネットで調べているのではないでしょうか?
私の接骨院に来られた殆どの方はそうでした。
困っているお母さんのためにと、娘さんが当院を探し当てて相談に来られた方もたくさんおられます。
整形外科で「年のせい」「治りません」といわれるへバーデン結節ですが、そんなことはありません。
きちんと施術すれば、痛みや違和感は改善していきます。
下に掲載した施術体験談を書いていただいた明石市在住の60代主婦の方も、そのような経緯で来院いただき、施術を受けて改善されました。

お医者さんが治らん言うてるのにホンマに治るんかいな?と思われるかもしれませんね。
そんな疑問をもつあなたに、なぜ当院の施術で改善するのか、臨床歴28年の”関節を直す”柔道整復師が考える
- へバーデン結節の本当の原因
- 受傷メカニズム
を解説していきましょう!
へバーデン結節とは?症状と特徴

へバーデン結節は、別名「指曲がり症」ともいって、40代以上の女性に多く発症します。
とはいえ、私の接骨院には20代の女性も「整形外科でへバーデンと言われました」という方も来られますし、ごく稀に男性も来院されますので、40代以上の女性というのはあくまで目安です。
症状は、指の第一関節が腫れたり、曲げにくくなったり伸ばしきれなくなったりします。
痛みを伴うことも多いのですが、指先に力を込めたときだけ痛むケースもあれば、何もしてないのにズキズキ疼くケースもあります。
たまに指の背側にポチッとした水脹れができることも。
進行すると、第一関節が変形して節くれだち、真っ直ぐ伸ばせなくなってしまいます。

変形の進行に伴って、関節を動かせる範囲は狭くなっていきます。そして最終的に第一関節は固まって動かせなくなります。
その間、痛みは強くなったり弱くなったりを周期的に繰り返して、可動域の減少に伴って痛みは感じにくくなります。
ちなみに指の第二関節が同じようになるのをプシャール結節といいます。名前と場所は違いますが、原因やメカニズムは同じです。
なぜ医者は「治りません」「年のせい」と言うのか

現在、整形外科では原因不明が公式見解になっています。
出典:日本整形外科学会「へバーデン結節」引用:指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまう原因不明の疾患です。第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで・・・
原因不明なんだから治療のしようがないんですね。
更年期障害による女性ホルモン減少が原因という説もあります。
出典:指の変形、原因はホルモンバランス引用:これら手の病気はエストロゲン(卵胞ホルモン)と深い関係があり~エストロゲンは腱や滑膜(関節を包む膜)の腫れを取る抗浮腫作用があり~閉経して急にエストロゲンが出なくなることで、腱や関節に炎症が起こりやすくなる。
しかしこれはどっちかというと「へバーデン結節になる原因」というより、「ヘバーデン結節になりやすくなる要因」と言えますね。
この他、いろいろな説があります。
- 母親もへーバーデンという人も多いので遺伝的要因説
- 中年以上の女性に多いということで筋力不足説
- コーヒー飲みすぎ・スイーツ食べすぎ説
ご来院された方の中でお母さんもへバーデンだったとおっしゃっていたのは6割くらいですし、たまに男性でも来院されます。
コーヒーとスイーツについては↓で書きます。
とにかくどれもいまひとつ説得力に欠けるというのがホントのところです。だからお医者さんは患者さんに「治りません」「年のせい」と言うんですね。
これは整形外科でも手専門外来の病院でも同じです。
ですが、へバーデン結節は指先に力を込める職業の方に多く発症することが統計でわかっており、学校給食員の方に労働災害として認められている事例が多くあります。
これは厚生労働省が「指先のケガ」とみなしているということなんでしょう。
ちなみに私の接骨院に来られたへバーデン結節患者さんの職業は、
・花屋
・介護職員
・ホテル従業員
・縫製員
など。
特殊な職業ですが、けっこう多いのがヴァイオリン・ベースギター・ピアノ・フルートなど音楽家。
趣味の括りなら、釣り・皮革アクセサリー製作・裁縫・ゴルフなど。
どれも指先に力を込める仕事・趣味ですね。ですがそのような仕事や趣味をしていない、
ふつうの主婦
の方が最も多いのが実情です。
では、なぜへバーデン結節になるのか?その原因メカニズムを、”関節を直す”柔道整復師独自の視点から解説しましょう!
メカニズムから解く本当の原因と改善法

さて、本題です。
先に結論を言ってしまいますね。
へバーデン結節の原因は、指先にかかる外力と考えられます。
要するにケガと変わらない、ということです。
実際に当院では、指関節の捻挫、つまり突き指の施術と同じことをして改善させてます。
まず、その受傷のメカニズムから解説しましょう!
へバーデン結節になるメカニズム
突き指は瞬間的に強い外力が指関節に加わったときに受傷するケガです。
一方、へバーデン結節は指先に持続的な力がかかり続けると受傷します。
- 突き指は指を使ってないときに何かが当たるとき=瞬間的な外力
- へバーデン結節は指先で何か抑えたり引っ掛けたりしているとき=持続的な外力
この違いです。
持続的な外力は、例えばミシンで指先に力を込めて手繰っているときとか

指先に重い買い物袋を引っ掛けているときとか

あと、ホテル従業員の方に多いのは、ベッドメークでシーツを引っ張るとき
介護職の方に多いのは、要介護者の脱衣や着衣のとき
このようなときに指先関節に持続的な外力が加わっています。
突き指の記事でもかきましたが、関節は捻れてズレると元に戻らなくなることがあります。

突き指についてはこちらで詳しく解説しています。
⇒関連記事:突き指の応急処置と治療
捻じれてズレた関節を使い続けるうちに、だんだん痛みや変形が強くなっていく、というワケです。
あなたの指先をよーく見てください。
指先がただ横に歪んでるだけじゃなく、ちょっと捻じれているはずです。

でも、日常生活で指の関節に捻じれの外力が加わることなんてふつうです。
ボールを受け損ねたりドアの扉に打ちつけたり、けっこうな外力でないとケガに発展しません。
ここででてくるのが、更年期や女性ホルモンのお話です。
へバーデン結節と更年期・女性ホルモンの関係
女性は更年期になると女性ホルモン(エストロゲン)減少の影響で、関節が緩くなります。
なので若い頃なら耐えていた捻じれの外力が、更年期になると耐えきれず捻じれて挫いてしまうと考えられます。
エクオールって効くの?

エクオールは、エストロゲンに似た作用を持ち、滑膜炎の炎症抑制や痛み軽減が期待されます。
つまり、エクオールはへバーデンの指を”治すもの”というより、
関節を補強する材料を口から摂り入れて、外力に負けない指にしましょう
という感じかなと思います。
指関節の補強は絶対やったほうがいいので、私もお勧めしています。
指関節が変形するメカニズム
へバーデン結節の特徴は、なんといっても指先第一関節の変形です。
受傷してからどのように関節が変形していくのかみていきましょう。
【正常な状態】

関節面は平行で、腱は十分な力を指先に伝えることができます。
【第1段階】

外力が加わり関節面が歪んでズレます。そのとき腱や靭帯も損傷して炎症(腫れ)を起こして痛みを出します。
【第2段階】

そのまま指先を使う毎に、ズレた関節の角に擦れて腱や靭帯の傷が増えていきます。痛みを出して厚ぼったくなっていきます。
水膨れができることもあります。
【第3段階】

厚ぼったくなった腱は引っ張る力が弱くなって、指先を真直ぐ伸ばせなくなります。
ズレた関節はそのままだと不安定なので、安定させようと関節面に骨の元が湧いてきます。
【変形終了】

湧いた骨の元が固まって変形が完了すると、関節可動域が狭くなります。
動かせる範囲が狭くなるので腱を傷つけることがなくなって痛みも感じなくなります。
ここで終わればいいんですが、また使ってるうちに、
外力が加わって関節がズレる(第一段階)→ 第二段階に進行して痛みを感じるようになる → 第三段階に・・・と、ループします。
期間をおいて症状がでたり治まったりするのはこういうことでしょう。
一般的なへバーデン結節の治療・施術
整形外科や接骨院、整体で行われているへバーデン結節の治療・施術です。
- 薬物療法
- 運動療法
- 装具・テーピング療法
- 指・手のマッサージ・ストレッチ
- 整体・鍼灸
5つ書いていますが、関節の補強を目的としたものと、血行を良くして痛みの緩和を目的とした2系統です。
これらの治療・施術は、受けても受けなくても痛みはいずれ軽減していきます。その理由は↑で書いたように、変形が進んだら痛みはなくなるからです。
関節の捻じれとズレを直すと話が早い
関節捻じれる → 痛くなる → 変形する → 痛み無くなる → また使う → 関節捻じれる
結局この負のループを止めないと、痛みはマシになっても変形は進んでいくという困ったことになります。
なので私は、このような施術を接骨院でやってます。
- 関節の捻じれじたいを手技で戻す
- 関節を捻じらない指の使い方を患者さんの生活スタイルに合わせて提案する
関節の捻じれを手技で戻す、てありますが、これは同じ柔道整復師だった父から教えてもらった技術です。
脱臼の整復の応用で、優しく指先を把持して関節を僅かな力で動かして元の正しい位置に戻します。
そもそものへバーデン結節の始まりがそこからなので、元を直せばそれ以上進みません。
じっさいに整復がうまくいくと、その場で指の曲げ伸ばしをしやすくなったり、痛みがかるくなったりします。
動画撮ったので参考にご覧ください。
あと、見た目の指の歪みは、関節の捻じれ・ズレに骨の変形がプラスされたものです。
なので関節を整復して捻じれズレを直してやったら、見た目の指の歪みがマシになります。
※ただし、変形が進んでいたら完全に真っすぐ元通りには治ることはありません。
変形が進んでほとんど動かなくなった関節が動くようになったケースもあります。
へバーデン結節の手術は最終手段
お医者さんに「治りません」と言われるへバーデン結節ですが、手術という手段があります。
前まで手術をしたら二度とその指は曲げられなくなってましたが、今はいい人工関節ができてちゃんと曲げ伸ばしできるようになったみたいです。
耐用年数とか使用強度とかで流石に元の指のまんまとはいかないでしょうけど、選択肢として知っておいて損はないでしょう。
私の言いたいことまとめ
- へバーデン結節は突き指と同じで外力で関節が捻じれてズレるケガみたいなもの
- 捻じれ・痛み・変形のループを断たないと最後は関節を固めて終わるので、まず捻じれを戻すことが必要
- 捻じれを戻せば曲げ伸ばしや痛みは改善し見た目も良くなる
- ただし関節の変形が進んだものは完全に元通り真っすぐならない
いかがでしたか?
参考になれば幸いです。
もし、あなたがへバーデン結節にお悩みで治療院をお探しなら、ぜひご相談ください。
隣町の加古川や三木はもちろん、西宮や芦屋、姫路の方も来られてますよ!
「こんな状態だけど施術してもらえる?」みたいなご相談でも、「一回院長の電話の声聞いてどんな感じか確かめてみよう」とかでも大丈夫です。
善は急げ。
思い立ったが吉日。
変形が進む前に、手を打ちましょう!



よくあるご質問
Q、完全に治りますか?
A、へバーデン結節の症状は二つあります。痛みと変形です。痛みは改善できます。
でも、変形はマシにすることはできても完全に元に戻すことは出来ません。ただし、変形の進行を食い止めることはできます。
Q、何回くらいで良くなりますか?
A、痛みや関節の曲げ伸ばしに関しては一回の施術で「あ~なんかラクになってる」と言っていただけることが殆どです。
しかし痛みが無くなっても再受傷の可能性が高いケガなので、可能な範囲での定期的なメンテナンス通院をお勧めしています。
Q、どれくらいのペースで通院すればいいですか?
A、ふつう週一回の通院で大丈夫です。
痛みがひどい場合は初回から3回目くらいまでは二日おきの通院をお勧めすることがあります。
Q、ずっと通わないとダメですか?
A、変形は諦めるから痛みさえどうにかしてほしいという方は、痛みが改善した時点で通院する必要はありません。
痛みが無くなってもこれ以上変形を進めたくない、予防をしたいという方は、2,3週に一回など定期的な来院をお勧めしています。


