整骨院に”治療系”と”慰安系”があるのを知っていますか?
こんにちは。
身体の痛み治療専門・はりま接骨院です。
あなたは身体のどこかを傷めたら、どうしますか?
ほとんどの人は、まずは放置で様子見でしょうね。
でも、こりゃヤバいとか日にち経っても痛みが退かないとかなると整形外科に行きます。
レントゲン撮ってもらって、「骨に異常ないよー」と言われたら、あとは「シップ貼って安静にしててねー」か、「リハビリ通ってねー」。
それで治れば言うことないんだけど・・・・・そうならないことの方が多いですね。
整骨院や整体院をはじめとする民間療法治療院は、そんな整形外科の治療では治らない・満足できない方の受け皿になっています。
さて、いきなりですが、あなたは整骨院に「治療系」と「慰安系」があるのを知っていますか?
えー!? 整骨院って身体の痛いところを治してくれるところでしょ?と思っているのは世間の半分くらいだとか。(都会と田舎、年齢層、性別でかなり異なるそうです)
治療系整骨院はもちろんそういうところですが、慰安系整骨院は痛いところを治すことよりも気持ちいいマッサージや、美顔や痩身などに力を入れています。
いま、治療院業界は過当競争まっただ中です。街じゅう至る所に整骨院や鍼灸院、整体院があります。
治療を受けようとする人からすれば選びたい放題です。
そして今はネット社会。
治療院に限らず、飲食店でも美容院でもどこに行くのもまず事前にネットで検索してから行くか辞めるか決めるのが当たり前。
だからどの治療院もホームページやネット広告にお金をかけてガンガン宣伝してます。
ですが、困ったことに治療系も慰安系もどちらも同じ業種のカテゴリになっていて、屋号も○○整骨院や○○整体院、○○治療院で見分けがつきません。
この記事では、あなたがスポーツや仕事で身体を傷めて、治してくれる治療院を探そうとネットで調べたとき、目にとまった治療院が治療系か慰安系か判断できるように、慰安系治療院のホームページの傾向をお伝えしていきます。
ぜひあなたの治療院選びの参考にしてくださいね!
女性客を取り込め!
男性は自分の身体に無頓着ですが、女性はいつも真剣です。
なぜか?
それは子供を産み育てるため・・・・という説もありますが、男性と決定的に違うのは美容に関する意識です。
「美容と健康」とカテゴライズされてる通り、美容と健康は”自分の身体に向き合う”という意味で同じもの。
だから美容グッズは飛ぶように売れるし、テレビの健康番組も通販の主力商品も全部女性向けに作っています。
女性は自分の美容と健康のためなら可能な限りお金を使うことがわかっていますからね。
そういう女性層を取り込め!と、経営コンサルタントは過当競争の中で経営に苦しむ治療院の救世主として強力にプッシュしています。
男性ってよっぽどでないと整骨院や整体はおろか医者にさえ掛りません。
仕事かスポーツか、それか趣味ができなくなるときにしか来ません。
ちょっと良くなったら完治してないのに勝手にフェードアウトしますしね。(笑)
そのてん、女性は違います。
治療に美容の要素を足すとそれだけで通院回数は増えるし、そう症状が強くない「ちょっと調子悪い」くらいでも来院してくれます。
流行りのフレーズで関心を惹け!
人は流行りモノに弱いですね。
そのモノが良いというのではなく、流行る=みんなやってる、という安心感があるからなんだそうですが、何事も行動の遅い私でもやっぱり「流行ってる」と聞くと関心もちます。
治療院業界にも流行り廃りがもちろんあって、今の流行りは「骨盤矯正」です。
次点で「ストレッチ」。
急上昇中なのは「筋膜」かな?
「筋膜」ってのは便利な単語で、筋膜リリースだの筋膜ストレッチだの筋膜マッサージだの、いままでやってたことの頭に「筋膜」をくっつけるだけで流行りのことをしている風になるので、使うところが増えました。
ちょっと前の流行は「耳つぼダイエット」でしょうか?
「O脚矯正」も熱心に宣伝しているところがありましたが、ブレイクしませんでした。
言葉に目新しさがないからでしょう。(笑)
ネット広告では、流行りの言葉をホームページの中に数多く書き込んだほうが人の目に止まり易くなるので、広がりは昔と比べて早いような気がします。
そのかわり、廃れるのも早いですね。
使い古されると宣伝屋が新しい流行をつくって、それを客である治療院に売らないといけませんから。
ちなみに流行り言葉を女性向けにアレンジするとウケが良くなります。
骨盤矯正ダイエット、骨盤矯正妊活、骨盤矯正美脚 とか
筋膜リリースで痩せる、筋膜の歪み=美肌の敵 とか
あくまで流行りかどうかの話ですよ。
効果うんぬんは置いといてください。
まず、来てもらうことが第一!ハードルを下げろ!
街中を歩いていて、ちょっと目に入った良さげな料理店。
よっぽど腹が減ってたらそのまま入店しますが、だいたい店の前で立ち止まり、「どんな店なんだろう・・」と観察しますよね。
今はスマホがあるのでその場でお店のホームページを探して調べるのもアリになりました。
店に入ってみたら汚れた床に無愛想な店員、マズイ料理に高額な料金・・・なんてなったら悲惨ですから、事前の情報収集は大事です。
そこで「この店に入ろう」と思わせる決め手はなんでしょう?
「親しみ」「安心」「信頼」
なんだそうです。
なので治療院のホームページは明るい暖色系が多くなりました。
昔は医療系を意識して清潔感をだすために青や緑系が多かったんですが、オレンジや黄色系のほうが女性ウケがいいらしい。
スタッフが笑顔で写っている画像や、患者さんと一緒に笑ってる画像を載せてるところも多いですね。
ハードルを下げるもうひとつの重要事項があります。
料金割引です。
一昔前まで保険診療中心だった整骨院は、今いろいろあって保険を使わない自費治療が主流になりつつあります。
一回500円くらいだった料金が、自費だと平均の相場で一回の施術費が5000円前後、一回一万円以上の高額治療院もあります。
ワンコインなら一回お試しでも ま、いいか となるけど、さすがに5000円以上はそうならない。
そこで「初回限定値引き」でお得感を出してハードルを下げましょうと。
スタンダードなのは「初回検査料1000円引き」で、だいたいこういうところは一回5000円前後のところが多いようです。
凄いのは「初回のみ1980円!」でしょうね!
でもこういうところは通常料金が一万円以上します。
二回目からガッチリ頂きまっせ、ちゅうことですね。
良し悪しは置いといて、とにかく一回きてもらわないと話になりませんから。
まず、来てもらって、雰囲気を感じてもらって、施術を受けてもらって、それで再来院を促す、と。
取っ掛かりが大事なワケです。
一度来た客(患者)は離すな!
お店を繁盛させるコツって何かわかりますか?
コンサルタント曰く、「リピート率を上げること」なんだそうです。
一回来たお客さんを常連さんにしろ!ってことですね。
ところが治療院って、どこか身体が痛いとか調子が悪いとかじゃないと行かないものじゃないですか?
治ったらもう行く必要がない。
ていうか治療院側としても治ってる人にやることは何もない。
これは困った、となって考え出されたのが「定期メンテナンス」。
この定期メンテナンスなる概念、医療業界で初めに導入したのが歯医者さんだったそうです。
歯医者も昔は歯の治療でしか行きませんでした。
治療も数本同時に抜くとか当たり前、キュイーンとやられてハイお終い。
ですが今の歯医者さん、歯を一本一本とても丁寧に日数をかけて治療してくれますね。(笑)
で、治療が終わっても「歯は財産ですからね~口腔衛生を保つために定期的にメンテナンス来てくださいね~」
と言われます。
治療以外にも歯列矯正だのホワイトニングだの、審美歯科っていうのあります。
歯医者さん、治療だけでは儲からなくなったんですね。
治療院も同じです。
治すだけじゃ儲からなくなった。
なので「再発防止」とか「健康維持」とかのために「定期メンテナンス」に通ってくださいね、と。
私は大人になって歯医者にかかったことはありません。
恥ずかしい話、小学生のころ歯磨き殆どしてませんでした。
夏休みの宿題の歯磨きカレンダーは、ウソ一面で塗りつぶして提出してました。(笑)
それでも虫歯どころか歯槽膿漏や歯周病になったことすらありません。
だから私は「口腔衛生の定期メンテナンス」なんてただの客寄せにしか思っていません。
整骨院や整体院にケガや腰痛などの治療に来る人に、定期メンテナンスは意味がないと私は思っています。
※あくまで個人の見解です。
特にスポーツのケガや故障の再発なんてのはきちんと治療すればなりませんし、定期メンテナンスしてるから予防できるとか、いったいどういう根拠があるのか全くわかりません。そういう論文を見たこともありません。
「定期メンテナンス受けてたからケガせんかったわー、ケガしてもこれだけで済んだんやわー」って、そんなの気のもんやろ、と思ってます。
※あくまで個人の見解です。
忘れられたら終わりだ!
一度行ったお店に行かなくなる最大の理由って何か解りますか?
サービスが悪い?
値段が高い?
店員が気に入らない?
遠い?
汚い?
・・・・・実は、「存在を忘れるから」なんだそうです。
経営コンサルタントが言う鉄板のことなので本当なんでしょう。
忘れられたらせっかく八方手を尽くして来てもらったお客さんにもう来てもらえない。
リピート率落ちるじゃないか!ってならないためには、忘れられないようにすべし。
方法は二つ。
初めて来たときに印象に残るようなインパクトを与える。
帰ったあとも忘れられないよう接触を保つ。
治療院の場合なら、「初回で劇的に治してしまう」ってのが一番強烈なインパクトなんでしょうけど、達人ゴッドハンドでもないと毎回毎回そういうのは無理です。
ならどんなことで?
一番手っ取り早いのは院長やスタッフの個性キャラ作り。
女性にはあなただけ特別ですよ感。
あと初来院時に記念品贈呈とか。
初回来院が終わって帰ったあとにすることは?
年賀状や誕生日お祝い葉書の送付。
定期的なニュースレター発行。
携帯へのメールやLINEで時候の挨拶やら値引きキャンペーンのお知らせ。
気になる女性にアプローチするが如く、出会いは衝撃的に、口説くのはマメに、という感じじゃないと忘れられてしまうのです。
まとめ
- 整骨院や整体院などの治療院は「慰安系」と「治療系」がある。
- 治療系か慰安系かを見極めて選ばないと、治るものも治らない。
- 慰安系治療院の多くは総じて「女性集客」に力を入れている。
ここでは慰安系治療院について書きましたが、参考になりましたか?
美味いラーメンが食べたくなったらラーメン屋に行けばラーメンしか出てきませんが、今や治療を受けたくて整骨院に行っても治療メニューがじゃなく慰安メニューしかないところがあるんですね。
ラーメン屋の看板なのにラーメンが不味くて「ウチのお勧めは餃子だよ!」みたいな・・・感じでしょうか。
いずれ治療系治療院のことも記事にしたいと思います。
とにかく、治療院えらびは慎重に!ということです!
はりま接骨院は治療効果第一手技のガチの治療系です。
当院でしか解決できないことがあります。ぜひいちどご相談ください!
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