むち打ちは何科に行けばいい?交通事故治療によくある疑問にお答えします。
この記事は、交通事故で首を傷めてむち打ち症になったとき、病院の何科にいけばいいのか?について解説しています。
- 交通事故のむち打ちはどんな症状がでる?
- むち打ちになったら病院の何科に行けばいいの?
- 整骨院に通院するのもOK?
こんにちは。神戸市西区・西明石/はりま接骨院です。
交通事故でむち打ちになると、
むち打ちの治療って病院の何科に行けばいいの?
というお悩みをもつ方は多いようです。
総合病院に行って受け付け票に症状を書けば何科か案内してくれますが、大きい病院は待ち時間が長いのでなるべく避けたいところ。
私がまだ整骨院の仕事を知らなかったころは、「首の痛み治療だから、むち打ち=整形外科」と思い込んでいました。
でも、経験を積むにつれ、むち打ちの症状は痛みだけでなく頭痛や目まい、痺れ、麻痺といった素人では自分の身体に何が起きてそうなったのか判断できない不安から、
自分の身体のどこが悪いのか?=何科に行けばいい?
という悩みを抱くことになるのだと知りました。
自覚症状が複雑で、ハッキリここだ!とわからないのが気持ち悪いんですね。
この記事では、むち打ちの症状に照らし合わせて、かかるべき医科について解説していきます。
症状が複雑だから何科か迷う
むち打ち症でいちばん目立つ症状は単純な首の痛みです。
あとは首を動かすと痛いという運動痛。
そして具体的な「痛み」が退いたあとに残るのが、頭痛・肩こり・目まい・耳鳴り・腕や指の痺れなどの、不定愁訴といわれる後遺症です。
現代医学では、むち打ちを症状と原因を照らし合わせて以下のように分類しています。
- 頸椎捻挫型
首周りの筋肉や靭帯の損傷。痛みや可動制限。 - バレリュー症候群型
首の神経の損傷(と考えられている)。めまい・耳鳴り・頭痛・息苦しさ。 - 神経根症状型
首の神経の根元の損傷。腕や指の痺れや感覚異常・筋力弱化。 - 脊髄損傷型
重症。知覚障害(麻痺)・運動機能障害(麻痺)。 - 脳脊髄液減少症
脳脊髄液が漏れて脳の状態が悪くなり、上に挙げた症状すべての原因となる。とされている。
この中で、レントゲンやMRIで診断できるのは神経根症型・脊髄損傷型・脳脊髄液減少症で、頸椎捻挫・バレリュー症候群はレントゲンやMRIで異常は見られません。
実際にはどれか一つの型になるわけでなく、複数の型を併発していることが殆どです。
損傷タイプと症状が複雑すぎるので、
むち打ちは何科?
と疑問に思うんですね。
むち打ち治療に行くのは何科?
交通事故で救急車で搬送されると、行先は総合病院になるので何科に行けば?という疑問は沸きません。
事故に遭って、いったん家に帰って暫くして「・・・何科?」と思うんですね。
結論から言えば整形外科でだいじょうぶです。
むち打ちで損傷する身体の部分は
- 筋肉・靭帯・骨
- 神経・脳・脊髄
の二系統に大別されます。
整形外科で検査を受ければ、どこが損傷しているのか判明します。
もし神経や脳にダメージがあれば、ちゃんと神経科や脳外科に紹介してくれます。
逆に言えば、痛みだけじゃなく痺れや麻痺があれば整形外科クリニックに行くよりも先に総合病院にかかったほうがいいということになります。
むち打ち治療に整骨院はどう?
もちろん整骨院でもむち打ちの治療を受けることはできます。
ただし、整骨院で治療できる範囲は、「痛みと痺れ」までです。
レントゲンやMRIで異常がないけど、痛み・頭痛・目まいがあるなら、整形外科より整骨院の手技療法のほうが有効ですよ。
詳しいことはこちらで解説していますのでご参照ください→
交通事故のケガ治療、整形外科と整骨院のどっちに行くべき?
まとめ
- むち打ちは症状が複雑なので何科の担当になるのか悩む
- 痛みや痺れだけなら整形外科でOK、まずは整形外科で検査を
- 神経や脳脊髄に損傷があれば神経科や脳外科の担当になる
- 痛みと痺れだけなら整骨院でもOK
「むち打ち治療は何科にかかればいい?」という疑問が解消できたでしょうか?
もしあなたが交通事故に遭い、むち打ちの治療でお悩みなら参考にしてください。
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