腰痛を起こす原因とメカニズム・簡単セルフケアも紹介
腰痛はマッサージやストレッチをしてそのとき気持ちいけどなかなか良くなりません。
施術を受けたそのときだけラクになっても、すぐまた元通りなんてことはザラにあります。
なんでかというと、それは痛みの発生源は腰にあるけど、腰を傷めた原因は別のところにあるからです。
ズバリそれは股関節にあります。
股関節?腰痛いけど股関節はグリグリ動くわ!
と疑問の方も、とりあえず読んでみてください。
ここでは腰痛になる原因メカニズムと、簡単なセルフケアも紹介していきましょう!
なぜ股間節なのか?腰を傷めるメカニズム
股関節は上半身と下半身を繋ぐ扇の要のようなもの。
体を前に屈めたり、後ろに反ったりする動作は、実は腰より股間節がメインになって仕事をしています。
腰椎(腰の背骨)の運動は股関節にくらべてわずかなんですね。
例えば床にある重いモノを持ち上げるときは、腰を反りながら股間節を伸ばします。
画像はいちおうcの体勢が一番腰痛になりにくい持ち上げ方として紹介されていますが、どの体勢も股間節は屈んでいます。
ここでヨイショ!と持ち上げる瞬間に、お尻の筋肉がグッと縮んで股間節を伸ばして立つ。
股関節が伸びると同時に腰の筋肉もハッと縮んで腰椎を反らせて上体を起こす。
ところがお尻の筋肉が硬くなっていると、反応が鈍って股関節を伸ばすのが遅れます。
ヨイショ!の瞬間、股関節が伸びてないのに腰の筋肉が先に縮んで腰椎を反らせすぎてしまう。
この瞬間に筋肉や靭帯、酷いと椎間板を傷めてしまうというわけです。
その上、お尻の筋肉は左右一つづつあります。
片方のお尻の筋肉だけ硬くなっていたら、腰に伝わる力のバランスが悪くて余計に傷めやすくなります。
じゃあ逆に前かがみになろうとして腰を傷めるケースは?
そのときは硬くなったお尻の筋肉が股間節が曲がるのを邪魔をして、腰椎を先に前かがみにさせすぎて傷めてしますのです。
腰痛の元を絶つなら腰より尻
腰痛改善のキモは、痛みがある腰より痛みを作った原因のお尻の筋肉を柔らかくすること。
原因を根本から絶たないと、結局また傷めて痛みが出てきてしまうんですね。
冬に窓を開けっ放しにして寝てたら風邪をひいて熱がでた。
風邪をひいた原因は何かというと、窓を開けっ放しにした事です。
腰にシップ貼ったりマッサージ受けたり、整形外科で注射打って貰ってラクになった!ていうのは、風邪薬飲んだら熱が退いたというのと一緒です。
それで同じように窓を開けっ放しにして寝れば、風邪が治るワケありませんよね。
まず窓を閉める=原因を解決すること。
逆に言えば、窓さえ閉めて寝ていれば放っておいても治るのです。
すなわちお尻の筋肉を軟らかくして股関節がちゃんと動くようになれば、腰の痛みは治っていくということなんですね。
腰痛セルフケア
腰痛改善に体幹鍛えましょうとか腸腰筋ストレッチしましょうとか言われてますが、それもターゲットにしているのは腰です。
原因の股関節に対して何らアプローチしてないので、どうしても一時しのぎになりがちです。
なので、ここで股間節ターゲットの自宅でできる簡単セルフケアをご紹介しましょう。
まずセルフマッサージ。
テニスボールを置いてお尻で押し潰すようにすれば指圧マッサージ効果で柔らかくできます。
テニスボールはダイソーで2個100円で売ってました。
程良い硬さでgoodです。
ただし、マッサージ指圧は筋肉繊維を損傷させる一面もあります。
やりすぎると余計に筋肉を硬くしかねないので、筋トレとストレッチで血流を促進させて、筋肉をリフレッシュさせてやることも必要です。
ストレッチはこんな感じ。
筋トレは四股踏みがお勧めです。
四股踏みはきっちりやると結構キツイので、一気に連続十回とかしてはダメです。
1セット二・三回を一日の中で3セットを朝昼晩とかに分けてやりましょう。
と、ここまでセルフケアについて書きましたが、お尻の筋肉を柔らかくするのは結構難しいのです。
分厚いし何層にも重なっていて、テニスボールぐらいでは奥の筋肉まで影響を与えられないんですね。
右の画像はお尻表面の大殿筋・中殿筋という一番分厚く大きい筋肉を剥がした状態です。
特に赤丸の筋肉は坐骨神経や血管の傍にあるので、腰痛だけじゃなくいわゆる坐骨神経痛にも影響します。
このあたりの深層筋は専門家でないと対処できません。
セルフケアで効果がないようなときは、観念して専門家に相談しましょう。
まとめ
- 腰痛を引き起こす原因は股関節の機能不全
- お尻の筋肉が硬いと股関節の機能不全がおこる
- お尻の筋肉を柔らかくすれば腰痛は改善する
- お尻の筋肉は厚くて深いのでセルフケアで改善しないときは専門家へ
いかがでしたか?
あなたの腰痛改善のヒントになれば幸いです。
神戸市西区・明石市にお住まいなら、ぜひ一度はりま接骨院にご相談ください。