テニス肘・ゴルフ肘は整骨院と整形外科どっちがいいのか?

テニス肘・ゴルフ肘は整骨院と整形外科どっちがいいのか?
結論。「先に整形外科で、そこで良くならなかったら整骨院」がベストです。
と、これだけで終わったら面白くもなんともないので、その理由を接骨院院長である柔道整復師の私が解説していきましょう。
整形外科と整骨院の検査の違い
- 整形外科・・・問診や触診よりレントゲンやMRIなど画像検査が主体。
- 整骨院・・・レントゲンなど画像検査はできない。術者の問診・視診・触診と徒手検査のみ。
骨折や病変を調べられるのは整形外科なので、傷めたばかりとか痛みが酷い場合はまず整形外科にかかるほうが無難です。
整骨院にアドバンテージがあるとするなら、コミュニケーションを取りやすく、質問や相談をし易いということです。基本的にお医者さんは患者さんからの質問を嫌います。5分以内に回さないと患者さんを捌ききれないからです。
その点、整骨院は術者の手技施術で直接の接触があるので、信頼関係が築きやすく、施術時間もそこそこあるので、そのあいだに色んな話ができます。何気ない会話から隠れた原因がわかることもあります。
整形外科と整骨院の治療の違い
- 整形外科・・・安静が前提。湿布や抗ステロイド剤注射、エルボーバンド、リハビリ施設での筋トレなど。
- 整骨院・・・・施術者の手技療法をメインに、電気治療、温熱療法、テーピング、エルボーバンドなど。
整形外科医は、基本的にどんなケガも「炎症」がなくなれば治ると考えています。炎症はおよそ3日~1週間で消退するとされています。なので治療は炎症を抑えるステロイド剤や湿布の投与になります。それでも「痛いです」となれば週一でリハビリを受けることになります。
あと、特殊な手術があります。カテーテル治療といって、傷めたところには余分な毛細血管ができているので、それを取り除くことで痛みが改善するという方法です。芸能人の薬丸裕英さんがこの治療を受けていましたね。
整骨院は、その院の経営方針や施術者の使う手技療法の違い、技量の差で施術効果に大きな隔たりがあります。
その整骨院がテニス肘・ゴルフ肘などのケガ改善よりも、美容や骨盤矯正などに力を入れていたり、ただ肘周辺をマッサージするだけの手技施術であれば、あまり効果は見込めないかもしれません。
テニス肘やゴルフ肘など、スポーツのケガでかかるべき接骨院とそうでない接骨院の見分け方を置いときますね。
整形外科と整骨院の料金の違い
- 整形外科・・・初診でレントゲン検査、ステロイド注射、湿布を一週間分出してもらって2000円前後です。
- 整骨院・・・・初診で保険の範囲内だけなら1500円くらいですが、テーピングや特殊電気治療器など実費分が加算されたり、保険外の自費施術料金だと5000円~10,000円のところが多いです。
一回の通院に掛かるお金は整形外科のほうが整骨院より安く済みます。
整骨院は保険料金はどこの整骨院も同じですが、テニス肘・ゴルフ肘は保険適応外と見做されることもあり、自費施術料金になると一回あたりの料金は整形外科より高くなります。
治療は一回で終わることは殆どありません。ある程度回数を重ねた通院になるので、その治療費が、通院回数と時間と労力を鑑みてどうなのか?を考慮しましょう。
もしあなたが神戸市西区か明石市にお住まいで、テニス肘・ゴルフ肘がどこに行っても治らなくてお困りなら、ぜひ当院にご相談ください。
痛い肘とおさらばして、テニスにゴルフにエンジョイしましょう!






